5期連続の増収・増益

株式会社ティア(名古屋市・冨安徳久社長。東証2485)は、11月8日、平成28年9月期決算を発表した。売上高10,594百万円(前期比3.8%増収、業績予想比1.9%減収)、経常利益1,072百万円(前期比4.8%増収、業績予想比2.1%増収)という結果となった。新規出店については、昨年決算発表時の見通しの年間8件に対して、年間7件にとどまった。葬儀件数は、業績予想の8,481件に対し、8,413件にとどまっている。これは、昨年度の死者数が、一昨年とほぼ同じ、横ばいの水準であったことが影響している模様。

img11店舗あたりの指標はいずれも昨年比マイナス。

2015年9月期においては、1店舗あたりの葬儀件数は101.5件、1店舗あたり売上は129百万円であった。今期の1店舗あたりの葬儀件数は97.8件、1店舗あたり売上は123百万円となっている。1店舗あたりの経常利益は12.4百万円となり、昨年比マイナス3.6%となっている。
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これは、期中の出店数が7店舗と、これまでで最も多い件数であったことが影響していると考えられる。今後も新規出店は9店舗を維持する計画であり、しばらくこの傾向は続くとみられる。

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既存店売上は減少

一方、既存店舗のみで見た場合、葬儀件数は横ばい、売上、単価はともに前年比マイナスとなっている。

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事業部門別売上

事業部門別売上については、FC事業が前年比+18.2%と、大幅な増収になっている。これはFC店舗が39店舗と、昨年度に比べて8%増えたことに加え、物品販売が好調であったことが影響している。現在のFC事業の売上376百万円で、売上全体の3.5%程度。

中期経営計画の計画数値を上積み

同社は、2015年11月に、中期経営計画(2016年9月期〜2019年9月期)を掲げており、今期はその1年目となった。中期経営計画では、2016年9月期において、新規出店8店(直営4店+FC4店)、設備投資は1,130百万円の予定であったが、実際には新規出店が7店(直営4店+FC3店)にとどまった。これら経営環境の変化に伴い、計画の見直し(ローリング)を行っている。

計画の見直しによると、今期の未達分については、2017年度と2018年度に繰り延べして実施し、最終年度の2019年3月度の目標(売上128億/経常利益13億)については、前年度発表の内容(売上高121億円/経常利益12億円)を上回るとしている。

増配発表

同社ではこれまで、配当を半期ごとに3円、通期6円としていたが、これを見直し、半期ごとに4円、通期で8円とする見通しと発表した。これにより、配当性向はこれまでの17.0%から、21.1%になる見通し。

 

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