ケアマネジャー専用コミュニティサイト「ケアマネジメント・オンライン」を運営するインターネットインフィニティー(東京都中央区)は、会員を対象に「看取り」についてアンケートを実施し、11月10日、調査結果を発表しました。
調査は、「ケアマネジメント・オンライン」会員のケアマネジャーを対象に2016年9月1~30日、インターネットで実施しました。回答数は989名。この結果、在宅での看取り(自宅死)を経験したケアマネジャーは、「0件」が19.3%、「1~5件未満」が43.9%、「5~10件未満」が19.3%、「10~15件未満」が6.5%でした。また、15件以上の看取りを経験した人は11.0%を占めました。8割のケアマネジャーが在宅での看取りを経験。在宅での看取りは、特別なことではないことがわかりました。

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看取りに至るまでのターミナル期で最も長かった期間は、「1か月未満」が12.0%、「1~3か月未満」が27.6%、「3~6か月未満」が23.4%を占めました。また、「6か月~1年未満」は20.1%、「1年以上」も16.9%を占めるなど、看取りに至るまでの期間が予想以上に長くなったケースもありました。

看取り経験のあるケアマネジャーに、在宅で看取りができた理由を聞くと、「訪問看護との連携がうまくいった」が70.4%(562名)、「訪問診療の医師との連携がうまくいった」が69.5%(555名)、「利用者家族が強く希望したり、同居または近居で介護に参加した」が59.8%(477名)でした。

ケアマネジャー一人で同時期に担当できる在宅看取りは何件だと思うか質問すると、「2~3件」が最も多く63.3%を占めました。次に「1件」が28.4%で、これらを合計した「1~3件」で9割を占めました。ケアマネジャー一人が上限の35名を担当すると仮定した場合、そのうち看取りの支援ができるのは1~3件が限度ということがわかります。

今後、在宅看取りが増えていく場合に、必要だと考えることを聞くと、「在宅診療療養所の増加など医療資源の充実」が72.6%(718名)、「医療・介護連携のための研修など保険者主導の取り組みの充実」が49.9%(494名)、「介護スタッフのスキルアップ」が492名(49.7%)、「ケアマネジャーの意欲やスキルアップ」が458名(46.3%)、「介護保険における加算の充実」が400名(40.4%)という結果となり、ターミナル期の利用者と家族を支援するには、訪問看護師や医師とのスムーズな連携がカギとなることが明らかになりました。

 

「ケアマネジメント・オンライン」=http://www.caremanagement.jp/

インターネットインフィニティー=http://iif.jp