證大寺(東京都江戸川区)は1月24日、寺院業界として初めて本格的にLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーをはじめとする性的少数者)の問題に取り組むことを発表しました。

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LGBT研修のイメージ

 「戸籍関係がないパートナーと同じお墓に入れない」「性的少数者からの相談に適切なアドバイスができない」などの問題について、寺院業界として初めてお寺全体で行う本格的な取り組み。まずは、僧侶・職員を含め約20人が、レティビー(東京都千代田区)が提供する研修を受講。2017年2月9日には、性的少数者のパートナー複数組と僧侶・職員が座談会を開催し、率直な意見交換を行う予定です。

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さらに、今後は、「LGBTダイバーシティマーク」の取得や、中高年の性的少数者を対象とした終活相談などを計画しています。

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今回の取り組みについて、井上城治住職は、「お寺には本来、人々のコミュニティの核としての役割があります。人の多様性を受け止め、誰もが集いやすく話しやすい環境を整える事は、お寺として仏教の教えに沿った正しい姿勢であると考えています」と、コメントを発表しています。

證大寺の発祥は、835年に建立された坊舎「続命院」に由来します。戦乱期を経て1616年に学海上人によって浄土真宗の寺院として再興し、今年400年目を迎えます。人々が仏教に触れ親しむ機会としての仏教公開講座の開催や、亡くなった人から残された人へ気持ちを伝える手紙「ラストレター」運動など、人と人を繋ぐ活動を展開しています。

レティビーは、一般企業や結婚式場などに向けたLGBT研修のプロデュースや、LGBTとアライアンスのための生活を豊かにするメディア「Letibee LIFE」、LGBTに関する調査を行う機関「LGBTマーケティングラボ」の運営を行っています。

 

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