葬儀葬祭に関する一切の業務を提供するさくら葬祭(東京都町田市)は、同社が対応した580件の葬儀のうち、「音楽葬」を選択した人が11%を占めたことを発表。「音楽葬」が一定の割合で選択されていることがわかった。

「音楽葬」とは、故人が好きだった音楽や故人の生きた時代の音楽などを流して供養、追悼するもの。CD音源を流すサービスを提供している葬儀社もあるが、さくら葬祭の「音楽葬」では、同社の音楽部のヴァイオリン、チェロ、フルートなどのなかから好みの楽器編成で演奏している。

同社が、2014年4月から2016年9月に、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県で対応したケースについて分析した結果、580件中、「音楽葬」が64件で、全体の11%を占めた。故人の性別は男性が57.8%、女性が42.2%で平均年齢は57.6歳だった。音楽葬を選択したうちの21.9%が自ら選択、葬儀担当者からの情報提供後に決定した人は2.4%だった。

音楽葬は、「故人らしい」「明るく送ってあげたい」「今まで、頑張ったね」「ねぎらいの意」で選択されており、演奏された曲目は歌謡曲が39%、クラシックが35.2%、洋楽が8.5%。曲調もメジャー(明るい曲調)が全体の66.5%と多く選ばれている。一方、マイナー(暗い曲調)な曲を選ぶケースも33.5%を占めた。

音楽葬を選択した人は、菩提寺をはじめ、特定の宗教者との付き合いがなく、特に首都圏では「寺離れ」が進み、お葬式の際にも「その人らしいお葬式」を執り行いたい人が増加している傾向がみられた。

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